「ずいぶんと悪さをしてくれたな、啓太」
「な、中嶋さ…」
壁に押し付けられるように迫られた啓太は、精一杯の力で、中嶋の身体を
押し返しながら、言い返す。
「中嶋さん、俺は…」
「抵抗するのか?この俺に」
中嶋が、啓太を押さえつける腕に力を込めた。力では到底敵うはずもなく、
啓太は再び壁に強く押し付けられる。啓太が、身体に痛みを感じたそのとき、
カタンという音が耳に入ってきた。
「何をしているんだ?」
「覗きとは、趣味が悪いな、女王様」
西園寺は訝しそうに、皮肉をこめて笑う中嶋から啓太に視線を移した。
「啓太が望むなら、止めはしない」
中嶋と西園寺に見つめられる中、啓太が口を開いた。
「俺は…」
・中嶋さんのことが…
・西園寺さんのことが…
啓太×中嶋に戻る。
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